第二章

合コン

今日は以前相談に乗ってもらった後輩のM美に
ホテルのディナーに連れて行って貰いました。
私の気晴らしになればって事で予約してくれてたそうなんです。
とても楽しみにしていたんですけど
私は仕事がちょっと長引いたので遅れて行きました。
あともう一人職場のS子が来る予定で先に二人で店に
行って貰ってたんですが、私が到着した時には
何故か五人いました。M美とS子と知らないおじさんが三人…

誰なの?

彼らはM美の友達(父親くらい年齢なのに…)らしく、
頂いた名刺を見ると大手企業の管理職の方ばかりでした。
よく状況が飲み込めないないまま
挨拶もそこそこにとりあえず席に
ついたのですが、どうも様子がおかしいような…
彼らの一人がM美から私の事聞いてたみたいで

「泣きネコちゃん、寂しいんだって?」

って言われて手握られて背筋が凍りつきました。
酔ってたのかもしれませんが、
なんでいきなりそんな馴れ馴れしいしいんですか!?

「泣きネコちゃん、人妻だろ?俺も女房いるから安心して!」

ハァ?意味が分からない…理解できない…
どうでもいいからあんまりもたれ掛からないで下さい…

どうも今夜は合コンだったようなんです。

すごく帰りたい…(TT)

とりあえず、あまりにもスケベなので逃げるようにトイレに行きました。
心配してS子も来てくれたみたいで

「大丈夫ですか?今日の事聞いてなかったんですね?」
「うん…」
「私も直前で聞いたんですよ。M美にどうしてもって頼まれたから来たんですけど、
でもちょっとあのオヤジ達非常識ですよ!。頭きますよねー!」

S子とは違う意味で心配になったようでM美も来てくれました。

「どうしたの?大丈夫?」
「大丈夫だけど、ちょっとあの人達のところには戻りたくないの…」
「どうして!?今日くらいは楽しめばいいじゃないですか!?」
「ごめんね。そういう気分じゃないの。」
「どうしてもダメなの?あとちょっともダメなの?」
「うん、もう帰りたい…」
「○×さんが泣きネコさんの事すごい気に入ってるみたいなんだけど?」
「でもあの人達奥さんいるし…それに年齢もかなり上だし、しかもスケベだし…」
「そう、じゃあ仕方ないですね!」

結局M美の機嫌を損ねたようで、私だけ帰る事にしたんですけど、
お金を払おうとしたら彼らの奢りだからって。
でも、払って貰うのが凄くイヤだったので
自分で払うって言い張ったんですけど、
金額聞いて愕然…とてもじゃないけど払えない…(TT)
今、旦那は私に家賃以外の生活費を入れてくれてなくて
私の安月給だけてやりくりしてるのでなおさら払えない(TT)
不本意ながらご馳走になりましたけど本当に悔しかった・・・
触られて手に無理やりキスされて奢って貰って悔しくて…
涙が出そうになりました。
すると「心配だ」って一人おじさんがついてくる…(TT)
小走りて逃げようとしたんですけど、捕まって

「どこかでゆっくりして落ち着こう」
「いえ、もう帰らないと旦那の食事もあるし…」
「ホテルの部屋取ってるからそこで休もう!」
「え!?何言ってるんですか!?もう帰りますよ!」
「ダメ。」
「ちょっと離してください。」
「じゃ、メールアドレス教えて。」
「え、なんでですか…」
「メル友になろうよ。」
「とりあえず、手を離して下さい…」
「教えてくれたら離すから。」
「いい加減にしてくださいよ!旦那が待ってるんですから!」
「本当に待ってるのかよ?(笑)」

その言葉に固まってしまいました。
確かに待っていません。
誰も待ってないのにどうして帰らないといけないのかな?
ふとそう考えた瞬間に彼に抱きしめられてしまいました…
オヤジ臭くてすごくイヤでしたが、
誰も私の事待ってないって事実がショックで
抵抗する気も起きませんでした…

あやうく、唇まで奪われかけましたけど
さすがに彼の口臭で我に返り、むせながら拒みました。
結局どこまでも付いてくる彼のしつこさに根負けして
メルアドを教えてしまい、やっと解放されました…
あんなスケベで強引で汚くて脂ぎってる金縁眼鏡のおじさんが
「勝組み」で「セレブ」だなんて…
(↑本人達の自称です。)

悔しいやら虚しいやらで家に帰ると
やっぱり旦那は私を待っていなかった様子です。

今日の出来事を考えると自分が惨めで
涙がこぼれてきて、止まらなくなって
声をあげて大泣きしてしまいました。

泣いている私の携帯にはあの名前も覚えていないおじさんから何通目かのメールが届いています。

泣いている私の旦那はただ黙ってクリックしています。

仮想現実

旦那は今、現実の生活よりネットの中の生活の方が大切みたいです。
前にも言われたんですが、単なるゲームとは言え、相手は人間だって事。
ネットのみで繋がっている顔も名前も知らない人。
そんな人たちを親友のような扱いをする。

私はそれが信じられなかったのですが、今では気持ちが分かります。

何故なら、現実にいる私の周りの人たちは
私を邪魔者扱いする旦那や、
二言目には離婚しろっていう恵まれた友達や、
私を利用した後輩や、下心しかないスケベおじさんや…
恥ずかしい事だけど信用できるような人があまりいません。

今、私の日記を読んでくれている人たちは
すごく私の事を心配してくれている。
顔も名前も知らない私の事をです。
これはとても嬉しい事です。
みなさんのお陰でなんとか頑張ろう!って思えるんです。

現実の友達よりネットで知り合った人の方が親切というか、
私の事を理解しようとしてくれているというか…

旦那もこういう考えなんでしょうか?
ゲームはしていませんが、この日記を通じて
私も旦那と同じ考え方になってきたのでしょうか?

暫定策

とりあえず旦那の事は考えないようにしようと思います。

昨日は久しぶりの友達に会って相談に乗って貰いました。
今までメールで相談してたんですが、
実際に会って話をしてみて事態の重さを分かって貰えたようです。
彼女は離婚を強く勧めましたが、私がそれは避けたいと言うので
とりあえず、旦那が私を無視しているのなら
私も旦那を無視すれば良い。
独身のつもりで、一人暮らししているつもりで
楽しく生活できれば良いじゃない。
もう旦那の為の家事なんてやらなくても良い。

すぐに全部行動に移せるかどうかは疑問ですが、
独りになった気分でまた頑張ります。

変化

以前、このブログを更新していた時は、リアルタイムに出来事や心情を書いてました。

感情に任せて書いていたので少し冷静ではなかったかもしれません。

(文章が下手なのは今も同じ)
今は、過去にあった事を書いています。

しかし、もう終わった話という訳ではありません。

まだ全然未解決のままなんです。

スタート地点にまた戻ったというか、結局何も変わらなかったんですよね…

ただ、少し落ち着きました。いや、落ち着きたいってのが本音です。

自分のした事、自分の周りであった事を、自分自身へ知らせる為、忘れさせない為のブログになりそうです。

冷静にならなきゃ!そして、またあの結婚残酷物語な毎日と戦わなきゃ。

貧乏ヒマ無し。

今日はというか、今日も仕事で遅くなってしまいました。
このところほぼ毎日終電まで働いてるんです。

最近はできるだけたくさんの仕事をこなして
残業できるようにしてます。
やはり私独りの収入でやりくりしないといけないので…

旦那の収入は悪い方ではなかったので
多少の蓄えはあったのですが、
いつの間にやら旦那がかなり使ってしまいました。
オンラインゲームの課金か何かみたいなんですが、
「俺が働いて貯めた金だ。」なんて憎たらしい事言うので
それ以上、あんまり言及しませんでした。

昔は「二人で貯めた貯蓄」だったのに
今は「俺が貯めた貯蓄」なのね…

お前はジャイアンかっ!!ヽ(# `Д´)ノ

旦那様は今夜も元気に黙々とクリックしてます。
いつ寝てるのやら…

一応、簡単だけどご飯用意したけど
また食べないんだろうなぁ。

起きてるとまた喧嘩なっちゃうから寝よっと。
おやすみなさい。

旦那の不審?な行動

旦那の顔色が少し良くなってた。

押入れからジャージが出されてた。

 

「運動不足だから今朝ちょっと走ってきた。」

 

…それらしい事言うじゃん。

 

どうしたんだろ????何かあったの?熱あるの??

背中を向けながらだけどボソっと話してくれた。

(用事も無いのに話しかけられたのは2~3ヶ月ぶりくらい??)

別に機嫌良さそうな訳でもないけど、ホントなんだろ?。

 

でも確かにぶくぶくに太ってきたし、

体系も顔も以前と比べると全然別人だもんね。

 

とにかく意外な態度な旦那だったけど、油断はできません。

もうぬか喜びはコリゴリです。

「ひょっとして元に戻ってる?」って喜ばせておいて

また突然クリックマシーンに変わってしまうのですから…

 

でも少し嬉しかった泣きネコでした!

閉口

旦那の顔色が良くなったと言っても、
まだまだ全然青白い、というか、微妙に黄色いです。
普通に病人の表情です。

以前、まともに顔も見てなくて、ある時ふと旦那の顔を見たら
頬がこけて顔色がドス黒く、更に無精髭で不健康&不潔でびっくりした事がありました。
もう、驚いたどころではなくて本能的に病院に連れて行かないと!!って感じました。
そして、散々説得とお願いをしたのですが、忙しいと言って病院には行ってくれようとしません。
(何が忙しいんだ…)

でも、とてもじゃないですけど普通の姿ではありませんでした。
クロマニョン人?って思うような風貌の旦那を放っておく事はできず、
思い切ってパソコンのコンセントを引っこ抜きました!!!

「シュ~~~~ン…」

と不自然な音と共にパソコンの電源が切れました。

ふと顔を上げると、物凄い形相の旦那がこっちを睨んでいて
すっと立ち上がると私の腕を掴むなり、

「dfgfれんれあjkgれあんjれあえが!!!!」
(多分、「なんてことすんだよ!!!」と言っていたと思う…)

と、何かわめきながら私を壁にぶつけました。

痛みは全く感じませんでした。
恐怖で感覚が全てマヒし、何も感じない、何も考えられなくなっていました。
目の前にはジャンクフードでぶくぶくになった悪魔が立ち塞がっていて、
私は「もう逃げる事は出来ない」と察知しました。
今にも襲い掛かってきそうなその悪魔は私が今までかつて見たことが無い
怒りと混乱の表情をしており、この世のモノとは思えない生き物でした。
震えて声が出ません。悪魔が私を押し倒して両手を押さえつけ馬乗りになった瞬間、
私は涙と共に声にならない叫びが出てきました。

「ゆるしてください…」

やっと出てきた最初の言葉です。
涙でボロボロになりながら何度もそう言いました。

「ゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてください…」

声になっていたかどうか解りません。
何故そんな言葉が出てきたのかも解りません。
私はただ病院に行って欲しかっただけなのに…
ほんの少しで良いから私の言う事に耳を傾けて欲しかっただけなのに…

悪魔は許す気になったのか、それよりゲームが大切だったのかどうか解りませんが、
そのまま、再度パソコンの方に向かっていきました。

床に横たわったまま、私は少しずつ今起こった出来事の状況が解ってきて、
怖くて悔しく悲しくて涙が溢れ出てきました。
声を殺して泣いていたのですが、そのうち大声をはり上げて泣いていました。
駄々っ子のように手足で床をドンドン叩き、吠き続けました。

涙が涙を誘い、泉のようにどんどん溢れ出てきます。
喉が枯れ始めた頃、近所のどこかから「笑点」の音楽が聴こえてきました。
それを聴いていると、何故か悲しみがどんどん大きくなって…
それはやがて絶望になって…

悪魔はそんな私に構う事なく、せわしくキーボードを叩いていました。

そう遠くない過去の日曜日の夕方の出来事でした…

かけた事のない電話番号

散々な休日の後の月曜日、とても仕事に行ける気分ではありませんでした。
かと言って家にいるのは絶対に堪えられません。
何も考えず、とにかくいつものように身支度をして家を出ました。

駅までの道のり、見かけた男性全てが怖かったです。
通勤の満員電車の中では女性も含め、自分以外全員が怖くてたまらなくなり、
気分が悪くなってきてずっとうつむいていました。

おぼつかない足取りと重い気分でなんとか職場には辿り着きましたが、
接客業なのにお客様が怖くて仕方がありません。
当然、仕事にはならず、ずっと適当にお客様から逃げていました。
私達の仕事であってはならない事ですが、お客様の顔を直視できなかったんです。
そんな私の姿を他の子達が見かねて結局すぐに早退させて貰いました。

職場にもいられず、家にも帰れず、どうしよう…
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう…

駅前の公園のベンチでハトに囲まれながら考えていました。

いつまでここにいるの?
ずっとここにいる訳にはいかないし…
どこに行くの?どこに行けば良いの?

もう田舎に帰ろうかな…

その時、ふと私の両親の事を思い出しました。
結婚式の時に涙を流して送り出してくれた父親の事を思いだして
悲しくて、申し訳なくて…

母親には今の現状をよく相談していたんですが、
父親には特に話した事がありませんでした。
母から話は伝わっているとは思いますが、
古いタイプの頑固な人間なので何て言うか…

助けて欲しい、謝りたい、聞いて欲しい、声が聞きたい、
いろんな想いが駆け巡って無意識に携帯のアドレスから
かけた事の無い父の番号を見つけ発信ボタンを押しました。